Nikon顕微鏡用CマウントアダプタCMNKシリーズ使用時の注意点

顕微鏡に関するFAQ

レイマーでは他社顕微鏡にカメラを接続するためのCマウントアダプタを取り扱っています。

そのうち、ニコン社の顕微鏡用Cマウントアダプタとして、大きく分けて以下の2種を用意しています。

  • CMNK-035/CMNK-055等(直筒付きアダプタ)
  • CMNK-DR1(ダイレクトアダプタ)

上記2種のアダプタはいずれも嵌め合い径Φ38mmとなっておりますが、嵌め合い部の深さが異なるため、使用できる顕微鏡機種が異なっています。

本記事では、代表的な使用環境について解説していきます。

CMNKシリーズ嵌め合い部の違い

CMNK-035/CMNK-055/CMNK-070/CMNK-080/CMNK-100

CMNK-DR1

上の図面のとおり、直筒付きのタイプは嵌め合い部の深さが8mm、CMNK-DR1は25.5mmとなっており、はまり込む深さが異なります。

嵌め合い部深さの違いによる影響

嵌め合い部深さは、顕微鏡接続時に「アダプタが正しく固定できるか」「正常にはめ込み可能か」という点に影響してまいります。

1. アダプタの固定について

ニコンEclipse E200三眼鏡筒

ニコン顕微鏡用直筒Y-TV(左)/LV-TV(右)

上の2つの画像はニコン社の顕微鏡で主に採用されている三眼鏡筒部と接続用の直筒です。
いずれも嵌め合い部の内径Φ38mmであるため、CMNKシリーズのいずれのアダプタもはまりますが、以下画像のとおり固定ネジの位置が大きく異なります。

CMNK-055等の直筒付きタイプの場合、嵌め合い部のダブテールが非常に浅い位置にあるため、上図左の鏡筒であれば固定可能ですが、上図右の直筒では固定ネジがダブテールの下を通過してしまうため固定が出来ません。

はめ込めているが、LV-TVとCMNK-055は固定されていない(固定できない)

1-1. 固定できない状態での使用

三眼鏡筒部への接続等、鏡筒や直筒の直上にアダプタを接続している場合、固定されていなくてもカメラの映像取得や撮影は可能です。
ただし、カメラ本体やケーブル等に接触した場合等、容易に脱落してしまう可能性があり、故障の要因となるためおすすめいたしません。

また、倒立型顕微鏡等のサイドポートなど、直上以外への接続の場合は固定ができない=使用が出来ないため、より慎重に仕様を確認いただく必要があります。

2. アダプタのはめ込みについて

嵌め合い部が深いCMNK-DR1であれば、ネジ位置が浅い場合も深い場合にもどちらにも対応できるように思えますが、反対に嵌め合いが深いことが問題になる場合があります。

ニコン社Eclipse E200三眼鏡筒にCMNK-DR1をはめ込んだ場合、

三眼鏡筒部の嵌め合い部自体が浅い構造になっているため、アダプタが最後まではまらず飛び出した状態になってしまいます。

この状態でも使用が出来ないわけではありませんが、カメラの位置づけにより接眼レンズとの同焦点が得られない等の問題が起こる可能性があります。

光学系の違いによる注意点

CMNK-055等の直筒付きタイプについては、原則UIS仕様(無限遠補正光学系)の顕微鏡用となっております。

有限遠補正光学系の顕微鏡でご利用いただく場合、機械的鏡筒長の変化により対物レンズの作業距離や倍率に影響がある場合がございますので、あらかじめご留意ください。

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