顕微鏡三眼鏡筒部へのCマウントカメラ取付方法の例

カメラに関するFAQ

双眼部(接眼レンズを装着し肉眼でのぞき込む部分)以外に撮影用鏡筒、いわゆる三眼鏡筒部がある顕微鏡をお持ちの場合、顕微鏡用カメラは三眼鏡筒部に取り付けるのが一般的です。

今回は、三眼鏡筒部へのカメラ取付方法について、一般的な例を用いて解説していきます。

顕微鏡用Cマウントアダプタがある場合

顕微鏡用Cマウントアダプタを既にお持ちの場合、Cマウントカメラの接続には別途アダプタやアタッチメントを用意する必要はありません。Cマウントアダプタ上部の雄ネジ部に、Cマウントカメラをねじ込んで接続してください。

なお、縮小光学系レンズが入ったCマウントアダプタの場合、カメラとCマウントアダプタの間には別の光学系レンズ入りのアダプタを併用することは出来ません。

光学系レンズ入りアダプタを複数併用すると、像の焦点が合わなくなったり、大きく歪みが生じるといったことが懸念されます。

顕微鏡用Cマウントアダプタ(1x)と他アダプタを併用する場合

内部に光学系レンズの無いタイプのCマウントアダプタ、いわゆるダイレクトCマウントアダプタと呼ばれるものを使用している場合、光学系レンズ入りアダプタの併用が可能です。

カメラにCマウントアダプタユニバーサルタイプを装着し、Cマウント変換アダプタCMT232を装着したCマウントアダプタに接続します。

これらのアダプタを併用することにより、高価な縮小光学系レンズ入りのCマウントアダプタよりも低コストで顕微鏡カメラの撮影範囲を調整できます。

アダプタを併用した場合、カメラの位置づけが変わるため接眼レンズとの同焦点が取れなくなる可能性があります。

顕微鏡用Cマウントアダプタが無い場合

「顕微鏡に三眼鏡筒部は存在するものの、Cマウントアダプタが無い」という場合、基本的には純正のCマウントアダプタをご用意いただく必要があります。

ただし、一部WRAYMERでアダプタを取り扱っている機種もあるため、以下を参考に純正品・WRAYMER製品どちらにされるかご検討ください。

WRAYMER顕微鏡の場合

WRAYMERの三眼鏡筒タイプの顕微鏡の場合、カメラ接続用のCマウントアダプタ等は基本的に標準付属しています。そのため、別途お求めいただく必要はありません。

アダプタを紛失してしまった場合、標準付属品については通常販売しておりませんが、在庫があれば販売可能な場合があります。ご入用の際はお問い合わせください。

Olympus顕微鏡の場合

Olympus製顕微鏡の多くの機種では共通のCマウントアダプタ(U-TV〇〇シリーズ)を使用しており、この場合はWRAYMERのCマウントアダプタCMOLシリーズで互換可能です。

CMOLシリーズ図面

一般的な正立顕微鏡であるBX・CXシリーズや、倒立型顕微鏡のCKXシリーズ、実体顕微鏡SZXシリーズ等が該当します。詳しくはCマウントアダプタ販売ページをご参照ください。

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オリンパス・ニコン・ツアイス・ライカ用のCマウントアダプタを販売しております。顕微鏡・関連用品はレイマー顕微鏡オンラインショップ

BH・CHといった旧式顕微鏡の場合は異なるCマウントアダプタが必要ですが、三眼鏡筒部(PT鏡筒)にCマウントアダプタユニバーサルタイプGCシリーズを挿入し、アダプタリテーナJON34で固定することで、純正Cマウントアダプタを用意することなくCマウントカメラの接続が可能です。

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※この接続方法の場合、接眼部との同焦点は取れない可能性が高いことをご了承ください。

Nikon顕微鏡の場合

Nikon顕微鏡の場合、三眼鏡筒部に純正の直筒を装着し、そこにCマウントアダプタを取り付ける接続方法が多く採用されています。

Eclipse Eシリーズ等の「Y-T TV直筒」を接続するタイプの三眼鏡筒の場合、WRAYMERのCマウントアダプタCMNK-100・055等のシリーズが利用可能です。

CMNKシリーズ図面

Y-T TV直筒がすでに接続されている場合に縮小レンズ入りのCMNKシリーズを使用される場合、Y-T TV直筒を取り外し、交換する形でCMNKシリーズを取り付けます。

LV-TV直筒やビームスプリッター等、Φ38mmかつ固定ネジ位置が上端から8mm以上離れた位置にある直筒の場合、上記のCMNKシリーズは使用できません。

代替としてCマウントアダプタCMNK-DR1が使用できる可能性がありますので、アダプタ図面と直筒の固定ネジ位置を比較し、判断ください。

CMNK-DR1図面

CMNK-DR1は光学系レンズの無いダイレクトマウントのため、前述の「Cマウントアダプタユニバーサルタイプとの併用」が可能です。

Leica顕微鏡の場合

一部Leica顕微鏡用のCマウントアダプタ(CMLE-100※1倍)の取り扱いがあるため、機種によっては対応可能です。

CMLE-100図面

ただし、Leica顕微鏡については情報が少なく、アダプタ形状が合致しない顕微鏡も多く存在します。そのため、以下の製品寸法図を参照いただき、三眼鏡筒部への接続可否をご確認ください。

Leica実体顕微鏡S9Dなどで採用されている、Cマウントアダプタ側にあるネジで三眼鏡筒部に固定する仕様の場合、上記CMLE-100は使用できません。

Zeiss顕微鏡の場合

一部Zeiss顕微鏡用のCマウントアダプタ(CMZE-100※1倍)の取り扱いがあるため、機種によっては対応可能です。

CMZE-100図面

ただし、LeicaZeiss顕微鏡については情報が少なく、アダプタ形状が合致しない顕微鏡も多く存在します。そのため、以下の製品寸法図を参照いただき、三眼鏡筒部への接続可否をご確認ください。

その他メーカー顕微鏡の場合

その他メーカー用のCマウントアダプタについては、あいにくWRAYMERでは取り扱いがありません。基本的には、製造メーカー様・取扱い業者様へお問い合わせください。一部、前述のいずれかのアダプタ形状が合致する顕微鏡もあるため、寸法図を参照いただきご確認ください。

JIS鏡筒などのΦ23.2mm直筒がある場合

三眼鏡筒部がCマウントではなくJIS規格の直筒(内径Φ23.2mm)の顕微鏡もあり、この場合はCマウントアダプタユニバーサルタイプを介して接続可能です。

また、接続に必須ではないですが、カメラの回転を防止し、よりしっかりと固定するための補助器具「アダプタリテーナJON34」の併用を推奨しています。

https://www.wraymer.com/adapter/jon28_34.html

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