MicroStudio 取扱説明書MANUAL_MICROSTUDIO

22. 既知の問題

MicroStudio1.2に関して、現在以下の問題点が判明しております。

フレームレート表示の問題

◆ビデオフォーマット“H.265”を使用して撮影した動画ファイルにおいて、プロパティ上でフレームレートが0と表記される問題を確認しています。

ビット深度12bit設定時の機能制限について

◆ビット深度12bitの画像では、以下の機能が使用できないことを確認しています。

・モノクロ化 ・コントラスト重視のモノクロ化 ・画像寸法
・明度/コントラスト ・カラー ・HMSbit
・曲線 ・色抽出 ・自動階調
・自動コントラスト ・クロップ ・ヒストグラム
・スティッチング ・フォーカススタッキング ・HDR合成
・蛍光画像合成 ・自動カウント ・カラートーニング
・フィルタ ・表面プロット ・範囲
・バイナリ ・回転(90度、180度、270度、任意の角度)

録画中のプレビューフレームレートの低下について

◆以下の条件下では、録画中にプレビューフレームレートが低下する問題を確認しています。

・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-NOA2000 解像度5440 x 3648
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-NOA2000 解像度2736 x 1534
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-NOA2000 解像度1824 x 1216
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-NOA630 解像度3072 x 2048
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-VEX230M 解像度1920 x 1200
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-VEX120 解像度1280 x 960
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-EL310 解像度2048 x 1534
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-ALASKA 解像度2748 x 1092
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-CIX2000 解像度5440 x 3648
・顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-CIX2000 解像度4096 x 2160

FLOYD-2/2A・FLOYD-4Kの静止画・録画ボタンがグレーアウトする問題について

◆FLOYD-2/2A/4KをWi-Fiルータ経由でパソコンと無線接続して使用する際、パソコン上のソフトウェア(MicroStudio1.4)を起動した状態でカメラ本体の電源OFF→電源ONと操作した場合、静止画・動画撮影が出来なくなる問題を確認しています。

MicroStudioの次回アップデートにて解決予定ですが、この問題はカメラ本体の電源をONにした状態でMicroStudioを起動する(MicroStudioを起動中にカメラ電源をOFFにしない)ことで回避可能です。症状が発生した場合には、ソフトウェアを再起動してください。

イメージスタッキングが正常に動作しない問題について

◆MicroStudio1.4にて、イメージスタッキング(動画内のフレームを合成し低ノイズ静止画を生成する機能)の実行時、起動に失敗する問題を確認しています。

クイック保存時にソフトウェアが強制終了する問題について

◆MicroStudio1.4にて、撮影フォーマットを「RAW」に設定した状態でクイック保存を行うと、ソフトウェアが強制終了してしまう問題を確認しています。

RAW撮影時は、クイック保存ではなく静止画撮影ボタンをご使用ください。

デジタルビニング時に撮影した静止画に効果が反映されない問題について

◆MicroStudio1.4にて、プレビュー解像度と静止画解像度を異なる解像度に設定した状態で、デジタルビニング機能を使用し静止画を撮影するとデジタルビニング機能による感度上昇の効果が得られない(プレビュー像よりも静止画が暗くなる)問題を確認しています。

デジタルビニング機能使用時は、プレビュー解像度および静止画解像度を同値にしてご利用ください。

プレビュー像にフリッカーが生じる問題について

◆MicroStudio1.7にて、マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4KをUSB3.0で接続した場合、プレビュー像にちらつき(フリッカー)が生じる問題を確認しています。

マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4Kは、現状MicroStudio1.6にてご利用ください。

※MicroStudio1.8では、本問題は解消さてれています。

自動カウント機能において非選択部が選択されてしまう問題について

◆MicroStudio1.7にて自動カウント機能を使用時、内部に核を持つ粒子・血球等をカウントした際、不要であるはずの核部がカウント結果に反映されてしまう問題を確認しています。

この問題は、カウントする対象オブジェクトが他の部分よりはるかに大きい場合に生じます。

自動カウント機能使用後、値の修正時にリセットされてしまう問題について

◆MicroStudio1.7にて自動カウント機能を使用してエリア選択完了後、タブ表示されている画像(選択エリアに色付けされた状態)を表示させた状態で選択箇所の微調整のため再度自動カウント機能を開いた場合、設定していたはずの値がリセットされてしまう問題を確認しています。

※一度リセットされた後、再度自動カウント機能を開いて再修正する場合には、値は保持された状態になります。

ROI機能のエクスポートが正しく動作しない問題について

◆MicroStudio1.8において、ROI(対象領域)の管理ダイアログでROI設定の「エクスポート」を選択した場合に、正常に機能しない(ファイルがエクスポートされない)問題を確認しております。

WRAYCAM-NOA630Bのシャープネス機能使用時、画像端の画質低下が生じる問題について

◆MicroStudio1.8において、新バージョン基板のUSBカメラWRAYCAM-NOA630B(ハードウェアバージョン3.0/ファームウェアバージョン3.6.5)にてハードウェアシャープネス機能を使用し、シャープネスを15以上に設定した場合、画像の端に色のついた線が見えることがある問題を確認しております。

フォーカスアシストが正常に機能しない問題について

◆MicroStudio1.8において、フォーカスアシスト機能が正常に機能しない(画面中央ではなく、別の箇所のフォーカスを参照してしまう)問題を確認しております。

全画面表示(フルスクリーンモード)にて静止画撮影ができない点について

◆現行のMicroStudioにおいて(バージョン問わず)、全画面表示中には静止画撮影(ショートカットキー・クイック保存を含む)を行うことはできません。

USBカメラWRAYCAM-NOA630Bにてシャープネスの値が正常に読み込めない問題について

◆MicroStudio1.8において、USBカメラWRAYCAM-NOA630B(ハードウェアバージョンV3.0以降)を使用し、シャープネスの値をプリセットに保存した場合、保存したプリセットを読み込んでも設定した値が反映されない問題を確認しております(工場出荷時の設定を選択した場合にも、初期値である「0」に戻らない)。

USBカメラWRAYCAM-NOA630Bの撮影像に細い線が表示される

◆MicroStudio1.8において、USBカメラWRAYCAM-NOA630B(ハードウェアバージョンV3.0以降)を使用し、シャープネスおよびノイズ除去の値を設定した後、初期値の「0」に戻すと、画像上部に細い線が表示される問題を確認しております。

この問題は、カメラのUSBケーブルを抜き差しし、プレビューを再起動することで改善されます。

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