WRAYCAM等の顕微鏡用カメラのユーザー様より

パソコンに接続して使用しようとしたらカメラを認識してくれない!
というようなお問い合わせをいただくことがあります。
パソコンに接続した顕微鏡用カメラが認識されない場合、もちろんカメラ本体の故障・不具合の可能性は否定できませんが、問題を切り分けて対応することでユーザー様のお手元で解決するケースも多くあります。
本記事では、パソコンがカメラを認識してくれない場合の問題解決方法について解説していきます。
1. 問題を切り分ける
- ドライバが正常にインストールされていない
- 接続状況が推奨動作環境に準じていない
- USBポート等、パソコン本体に不具合が生じている
- USBケーブルに不具合が生じている
1-1. インストールされているドライバを確認する
パソコン側がカメラ機種を認識するためには、カメラに応じたドライバが必要となります。
WRAYCAMシリーズの場合、機種によって使用するドライバが異なり、確認方法も異なります。
1-1-1. WRAYCAM-G/Fシリーズのドライバ確認方法
※Windows10での確認方法です。他OSの場合、操作が一部異なることがあります。
デスクトップ画面左下のWindowsアイコン上で右クリック>アプリと機能を開きます。
「アプリと機能」メニューでは、パソコンにインストールされているソフトウェア・ドライバ等を確認できます(アルファベット昇順)。
WRAYCAM-G/Fシリーズでは機種ごとのドライバが存在するため、使用する機種に対応したドライバが正しくインストールされているか確認してください。
ドライバが表示されない、もしくは表示されたドライバ型式と使用機種の型式が異なる場合、ドライバが正しくインストールされていません。ドライバのインストールを再度お試しください。
1-1-2. WRAYCAM-NF/NT/NEO/CL/SRシリーズのドライバ確認方法
※Windows10での確認方法です。他OSの場合、操作が一部異なることがあります。
デスクトップ画面左下のWindowsアイコン上で右クリック>アプリと機能を開きます。
「アプリと機能」メニューでは、パソコンにインストールされているソフトウェア・ドライバ等を確認できます(アルファベット昇順)。
WRAYCAM-NF/NT/NEO/CL/SRシリーズは共通のドライバ(WRAYCAM Driver VersionXX)を使用します。
WRAYCAM Driver VersionXXが表示されない場合、ドライバが正しくインストールされていません。ドライバのインストールを再度お試しください。
1-1-3. WRAYCAM-NOA/VEX/EL/CIX/ALASKAシリーズのドライバ確認方法
※Windows10での確認方法です。他OSの場合、操作が一部異なることがあります。
WRAYCAM-NOA/VEX/EL/CIX/ALASKAシリーズは、個別のドライバはインストールされず、ソフトウェア(MicroStudio・Spectman)インストール時に同時にインストールされます。
エクスプローラーを開き、PC>ローカルディスク(C)>Program Files内にインストールされている「WRAYMER」フォルダを開きます。
「WRAYMER」フォルダ内にインストールされたソフトウェア(MicroStudio・Spectman)のフォルダがあるので、フォルダ上で右クリック>プロパティを開きます。
ソフトウェアフォルダのプロパティを開くと、フォルダに含まれるファイル数・フォルダ数が表示されます。
2020年3月現在、最新版MicroStudioの場合は「ファイル数:42、フォルダー数:5」、Spectmanの場合は「ファイル数:24、フォルダー数:3」となっています。ファイル数をご確認いただき、差異がある場合には再インストールをお試しください。
1-2. USBケーブルの接続状況を確認する
1-3. USBポート・ケーブル等を確認する
2. デバイスマネージャーから状況を確認する


2-1. エラーコードを確認する
カメラは認識できているが何らかの問題が生じている場合、デバイスマネージャー上のカメラ名横アイコンに「!」が表示されます。
カメラ名を右クリック>プロパティの「デバイスの状態」を確認してください。
